リハビリを開始してから色々とありましたが２０年が経過しました。依然休診日以外は毎日ご自宅へ

施術に伺っています。このころになると健側のリハビリを行わなくても大丈夫になっていました。

患側も手首以下、足首以下は依然運動不能ですが、膝、股、肘、肩関節の自動運動は４０％程

回復しました。２０年前では考えも及ばなかった光景です。患者様、ご家族の努力と献身的な介助が

有ったからです。しかし不幸は突然やってきました。朝一番にご家族から連絡があり、早朝定時に

目を覚まさないので様子を見ると意識が無いとの事で病院へ救急搬送され、蘇生術を施されましたが

心肺停止にて死亡が確認されました。死因は急性心不全でした。

ご家族の落胆ぶりは想像を絶するものでした。私も普段より物事を割り切る事が出来る方でしたが

涙があふれて止りませんでした。告別式が終わりご家族も清々しい表情でこれまで長年の

リハビリのお礼と感謝に当院へ来院されました。お亡くなりなられた事は非常に残念ですが

意識昏睡状態からこれまで多数の奇跡がおこりました。

改めて鋭意努力すれば結果はおのずとついてくると再認識しました。

脳梗塞のお話は終了です。今日はここまでです。