稲田コラム

稲田コラム

2018.09.18

肘関節上腕骨内側上顆炎についてです。上腕骨内側上顆炎は前腕屈筋群起始部の

 

上腕骨内側上顆周辺で発症します。野球などボールを強く投げる動作を反復するスポーツ

 

に起こります。前腕屈筋群に強いストレスが原因です。小中学生にいたっては指導者の

 

考え方で重大なことになります。現在は少なくなっていると思いますが変化球を多投させて

 

まだ完全構成していない関節に負担をかけて、上腕骨骨端部の軟骨を遊離させ

 

関節鼠といった遊離体をつくり関節を変形させます。この時点で野球はできません。

 

直球を投げていれば大丈夫と勘違いしている指導者も沢山います。

 

特にピッチャーでは投球動作で肘に大きな負担をかけることが多いです。

 

今日はここまでです。