2018年9月稲田コラム

2018年9月稲田コラム

2018.09.29

側弯症は先天性の筋斜頚等や後天性の幼少期からの姿勢の悪さが原因で発症します。 殆どは後天性の姿勢の悪さからくるものが多く改善が期待できます。 現代においては幼少期からパソコンやスマートホン、タブレット等わ使うことが多く姿勢が 一般的にいわれる猫背になることがあります。詳しく言いますと脊柱が左右に傾いたり ねじれたりした状態で起立位させると肩甲骨が下がって見えたり肩関節が前方へ 押しだされ ....

2018.09.27

当院では下肢の運動制限と理学療法で症状の改善と治癒を目指します。 まずはどんな時でも一定の安静期間が必要です。期間は個人差が有りますが、約2週間から 20日は運動制限します。低周波、干渉波、超音波、レーザー療法、患部圧迫固定等を施し 症状が軽度となり炎症が治まってから徐々に運動を開始します。 当初3日ぐらいで一旦痛みと赤みは軽減して治ったかのようになります。しかし、その時 に運動を開始す ....

2018.09.25

骨端炎は小学生から中学生にかけて年齢で骨が成長する段階で周辺の筋腱、靱帯 が許容範囲以上に伸ばされ炎症を起こした状態をいいます。好発部位は殆どといって 膝関節のお皿の下むこうずねの端で脛骨粗面という場所で起こります。又、かかと骨の 部分にも起こります。一般言われる成長痛です。世間では放置していれば勝手に 治るといった無責任な話をよく聞きますが全くもってナンセンスです。 初期のころは走ると ....

2018.09.22

野球肘の場合早期の治療をお薦めします。病院等ではまずレントゲン検査で殆ど場合 異常を認めない所見で湿布と鎮痛剤で終わりです。しかし上腕骨内側上顆骨端部は 小中学生では関節構成未発達により軟骨でありレントゲン写真では軟骨は写りません。 著明な事がない限りMRI検査はしません。ましてリハビリなどの治療はしません。 当院では投球禁止して安静、固定、理学療法と適度な運動療法を施行する事により 早 ....

2018.09.20

通称、野球肘ともいわれる上腕骨内側上顆炎はボールを多投する投手に多く 小学校低学年から発症します。原因の殆どは投球動作にあります。これも指導者が 適切な身体バランスの摂れた投球術指導や投球後のメンテナンスケアが最重要になります。 投球ホームでは強いボールやコントロール、ストライクを獲ることを重視して体幹、肩、肘、股 膝、足といった各部位関節可動域を無視して練習指導されるからです。基本に忠実 ....

2018.09.18

肘関節上腕骨内側上顆炎についてです。上腕骨内側上顆炎は前腕屈筋群起始部の 上腕骨内側上顆周辺で発症します。野球などボールを強く投げる動作を反復するスポーツ に起こります。前腕屈筋群に強いストレスが原因です。小中学生にいたっては指導者の 考え方で重大なことになります。現在は少なくなっていると思いますが変化球を多投させて まだ完全構成していない関節に負担をかけて、上腕骨骨端部の軟骨を遊離させ ....

2018.09.14

肘関節の痛みはスポーツ等の運動で負傷した時と特に何もしないのに痛みが出現した時 でスポーツ等運動の場合肘関節に過度の負担をかけて痛めたり急激に筋腱、靱帯にストレスを 掛けた場合と様々です。まず内側側副靱帯損傷や上腕骨内側上顆炎は野球等のボールを強く 投げるスポーツに起こりやすいです。内側側副靱帯損傷では軽度、中度は理学療法 運動療法等で改善しますが重度の場合(靱帯断裂や一部断裂)は靱帯縫合 ....

2018.09.12

腱鞘炎は手指の過度な運動にて腱鞘が肥大して炎症をおこした状態を言います。 弾発指(以下バネ指という)は腱鞘炎を起こした腱鞘がより肥大して腱の動きを制限します。 バネ指の初期は朝起床時親指や中指が動かしにくく強く握ると関節が「バキッと」鳴り 通常のように動きます。この状態を放置すると握る時に痛みを感じ一定の角度までしか 握れなくなります。腱鞘炎の段階は質の良い整骨院では理学療法と運動療法で痛 ....

2018.09.10

整骨院にはしばしば痛風の痛みで来院される方があります。痛風の定義は血液中の尿酸値 が7.0以上で痛風の症状が現れます。好発部位は足の関節、かかと、足の親指です。 赤く腫れあがり少し触れても激痛が有る為風があたっても痛いで痛風と呼ばれています。 赤く腫れあがる原因は関節に尿酸が結晶化、付着して関節に炎症を起こすからです。 普段はネガティブでもウイークエンドプレイヤーが前日にジョギングなどの足 ....

2018.09.07

肩関節の痛みはしばしば頚椎の神経圧迫が原因で起こります。 頚神経は椎間板の圧迫や筋肉の過緊張により肩関節の後方から背中、腕にかけて 痛みます。肩関節周辺で起こる為前回お話した肩関節自身の痛みと勘違いします。 頚神経は首から背中、腋から腕といった神経の通り道沿いに起こります。 症状的には肩関節自身の運動制限より肩から腕にかけての鈍痛や痺れ感 首を痛い方の肩関節に向けると痛みが増長します。 ....
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